山口県で交通事故の多い交差点ランキング
1 はじめに
当事務所では交通事故の被害に遭われた方々からのご相談を多数いただいておりますが、その中でも交差点ないしは交差点付近での交通事故が多いような印象です。
実際、日本損害保険協会が出している統計データによりますと、山口県での交差点及び交差点付近の人身事故の発生割合は全体の38.6%を占めているという結果が出ています。
山口県が出している令和2年市町別交通事故死者数及び事故率についてのデータによると、人身事故発生件数が2641件ですのでおよそ1019件が交差点での事故ということになります。
では、具体的に山口県内のどの交差点での交通事故が多いのでしょうか。これについても、日本損害保険協会が出しているランキングがありますのでそれをここで紹介します。
2 危険な交差点ランキング
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交差点の名称 |
地域名 |
件数 |
1位 |
新町交差点 |
山口市 |
10件 |
2位 |
光浅江郵便局先交差点 |
光市 |
7件 |
3位 |
下関市秋根西町2丁目7番4号付近交差点 |
下関市 |
7件 |
4位 |
沖高井交差点 |
防府市 |
6件 |
5位 |
下関市長府才川交差点 |
下関市 |
5件 |
1位の新町交差点
1位の新町交差点は、2つの交差点が続いているような複雑な形状をしています。交通量は多いですが交通の流れは比較的スムーズなようです。
事故発生件数10件の内訳は、重傷事故が3件、軽傷事故が7件となっています。この交差点では、追突事故、右折事故そして左折事故の発生が多いようです。
2位の光浅江郵便局先交差点
2位の光浅江郵便局先交差点は、信号機のある四差路交差点で、中央分離帯はなく、片側一車線で道幅が狭いのが特徴です。
付近に中学校があるので、朝夕の時間帯は通勤・通学のため交通量は多くなりますが、交通の流れは比較的スムーズなようです。事故発生件数7件の内訳は、重傷事故が1件、軽傷事故が6件となっています。この交差点では、出会い頭事故の発生が多いようです。
3位の下関市秋根西町2丁目7番4号付近交差点
3位の下関市秋根西町2丁目7番4号付近交差点は、車線数の多い交差点です。交通量は多いですが交通の流れはスムーズのようです。
事故発生件数7件の内訳は、重傷事故が1件、軽傷事故が6件となっています。この交差点では右折直進事故が多いようです。当事務所でもこの交差点で発生した事故を何件か担当したことがあります。
4位の沖高井交差点
4位の沖高井交差点は、国道2号部分が上下線ごとに路線が分かれており、高速道路の高架橋下に位置する大規模な交差点で、恒常的に渋滞しているのが特徴です。
事故発生件数6件は全て軽傷事故です。この交差点では、追突事故や出会い頭事故が多く発生しているようです。
5位の下関市長府才川交差点
5位の下関市長府才川交差点は、国道491号が湾曲して合流している交差点で、交通量は多いですが比較的スムーズに流れているのが特徴です。事故発生件数5件は全て軽傷事件です。この交差点では、追突事故、右折直進事故や出会い頭事故が多く発生しているようです。
交差点では、自動車だけでなく歩行者、自転車などの交通もありますので、注意しなければならない対象が多く、一般的な道路よりも高度の注意を要する場所であるといえます。
下関は山口県最大規模の都市であり、令和2年の人身傷害発生件数は県内トップの590件でした。また、ランキングのうち2つは下関にある交差点でもありますので、交通事故はより身近な危険であるという意識のもと安全運転を心がける必要があると思われます。
3 最後に
交通事故に遭うと肉体的な苦痛だけでなく、精神的な苦痛も被ることになります。そういった状況の中、交通事故の複雑な手続を進めていくことはより苦痛を伴うことでしょう。
弁護士法人ラグーンでは、交通事故のご相談・ご依頼を多数取り扱っており、お客様に寄り添いつつ、お客様にとって必要なサポートを提供させていただいております。
事故に遭われた方も事故を起こしてしまった方も、少しでも不安に思うことがあれば、お気軽に当事務所にご相談ください。
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親切丁寧にご相談に対応させていただきますので、 まずは無料相談をご利用ください。 お電話でのご予約は083-234-1436(下関)093-482-5536(黒崎)までお気軽にご相談ください。
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