後遺障害2級で将来介護費日額3000円は妥当か?

四輪車と二輪車 40代
四肢麻痺 男性
2級1号(別表第1) 会社員

 

【ご相談内容】

 交差点をバイクで直進していたところ,対向車線を右折進行してきた車両と衝突し,四肢麻痺の後遺障害を負いました。

 後遺障害により妻には介護で迷惑をかけています。妻の付添いがなければ一人で生活を送ることができないのに,将来介護費は3000円のみしか認められないのでしょうか。

 保険会社が提示してきた賠償金額には将来介護費として日額3000円の記載があるのですが,これは妥当なのでしょうか。

【ご回答】

 症状固定後に介護を必要とする後遺障害が残存した場合,将来介護費が認められる場合があります。
 自賠責制度では,後遺障害等級別表第1の1級や2級に該当するケースについては,介護を必要とする後遺障害であると明記されています。

 ご質問のように近親者が付き添った場合の将来介護費は,一般的には,1日につき8000円という説明がなされています。ただし,これはあくまで常時介護が必要な場合を前提に一般的な相場を示した金額です。

 そのため,具体的な金額については,個別の看護状況により判断されることになります。 
 例えば,ラグーンで過去に依頼を受けた事案で,後遺障害3級で日額5000円というケースがありました。

 ご相談の事案では,裁判例等も検討しますと,一般的には,日額5000円~7000円程度が相当ではないかと考えられます。

 
 
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