【後遺障害11級7号】弁護士が介入して賠償金額が約800万円増額された事案
概要
被害者の属性 | 50代 女性 |
事故の分類 | 追突事故 |
負傷部位 | 肋骨,腰,手 |
傷病名 | 肋骨多発骨折,腰椎骨折,右手骨骨折 |
後遺障害等級 | 11級7号 |
依頼のきっかけ
Mさんは,保険会社から賠償金の提案を受け,その金額が法的に適正な金額かどうかを検討するため,ラグーンに来所されました。
交渉の経緯
当初の保険会社からの提案は,約400万円程度の賠償金を支払うというものでした(下記表を参照)。
しかし,弁護士からみてこの提案金額は著しく低額であったため,弁護士が介入し交渉を開始することになりました。
弁護士がMさんの損害賠償金額を計算し提示したところ,その提示で700万円程度の増額がされました。特段交渉がうまくいったということはなく,なんらの反論もなく増額しました。
その後,保険会社はこれ以上払えませんと主張していましたが,交渉を重ね約50万円の増額に成功しました。
弁護士の目
保険会社は,弁護士に事件処理を依頼していない被害者には,何らの法的根拠のない提案をしてくることが多いです。もちろん保険会社としては賠償金の支払いを少なくすれば利益となるわけですから当然と思います。保険会社も業として行っているので仕方のないことだと思います。
しかし,保険会社も弁護士が介入すれば,いわゆる裁判基準に基づいて交渉をせざるを得なくなります。なぜなら,法的根拠のない提案を弁護士に対して行い続け進展がない場合には,訴訟(裁判)で決着を付けざるを得なくなるため,保険会社としても効率が悪いからです。
したがって,弁護士が介入することで賠償金が増額されることが多いです。ただし,もちろんですが種々の事情から弁護士が介入をしたとしても増額しないこともあります。そのような場合には,弁護士に相談した際に増額しない可能性の説明を受けるでしょう。
まずは,弁護士に相談をしてみてください。
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保険会社当初案 |
解決金額 |
入通院慰謝料 |
約65万円 |
約130万円 |
後遺障害慰謝料 |
約135万円 |
約400万円 |
後遺障害逸失利益 |
約220万円 |
約650万円 |
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