主婦が側面から衝突され、むちうち症やめまいを負う後遺障害14級相当の事案
概要
主婦が加害車両により側面から衝突され、むちうち症やめまいの後遺障害を負った後遺障害14級相当の事案 |
被害者の属性 | 50歳代 女性 家事従事者 |
事故の分類 | 運転中、脇道から進出してきた車両に自車左側後部付近を衝突された |
負傷の内容 | 頚部痛、めまい、倦怠感、耳鳴り等 |
負傷部位 | 首 |
傷病名 | 頚部捻挫、めまい症等 |
後遺障害等級 | 手足のしびれや耳鳴り等の症状(14級相当) |
賠償金額 | 440万円 |
症状固定から解決までの期間 | 1年11ヶ月 |
解決のポイント
病院での検査を非常に不安にされていたが、同行することにより実現でき、その後円滑な被害者請求に進むことができた。任意保険基準では14級レベルでは労働能力喪失期間が2年程度しか認められないことが多いが、本件では5年をベースとすることができた。
また、基礎収入も裁判基準に従い、賃金センサスの産業計、企業規模計、学歴計、女性労働者の全年齢平均賃金を利用し、任意保険会社の提示の倍額の賠償金を獲得することができた。
所感
任意保険会社は休業損害、逸失利益、慰謝料について低額の提示をし一切妥協しなかったたため訴訟を提起したところ、時間はかかったが、法的に妥当と思われる金額で和解することができた。訴えを提起する方法が最も有効な事案だった。
- 裁判外の交渉で、事故による減収がなくとも逸失利益と慰謝料が裁判基準の満額で認定された事案
- 腰痛について14級9号(神経症状)の事案で、慰謝料別表Ⅰをもとに裁判外で示談した事案
- 後遺障害の異議申立の手続から介入し、14級9号が認定された事案
- 3ヶ月で治療費を打ち切られたものの14級の認定を受け、裁判では治療費が全額認められた事案
- 一部示談をした後に、異議申立で14級が認定され追加で示談した事案
- 医師から「後遺障害認定はされない」と言われた被害者について14級の認定がなされた事案
- 労災給付を適切に活用して治療に専念できた事案
- 画像所見が現れていないケースで後遺障害が認定された事例
- 治療の打ち切りを回避し,医師の協力を得て後遺障害14級の認定がされた事案
- 治療の打ち切りを回避し,医師の協力を得て14級の認定がされた事案